忍者ブログ

夢ブロ

見た夢を元にしたナニカ。不意に停滞。しれっと再開。

ウエストサイド・サブ・ストーリー

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

レコメンド




スポンサーリンク

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

ウエストサイド・サブ・ストーリー

1.

同僚たちと一杯呑もうと街をぶらつき始めたわたしたちは、久しぶりにボスの店に顔を出すことにした。
「あれ?でも、ここだっけ?」
ネオンの点いたビル郡を見上げながらふと気づく。
「確かにココもそうだけど、今日は本店じゃない?」

うちのボスは都心にいくつもの飲食店を所有している。
中でもわたしたちが「本店」と呼んでいる店は、銀座にある有名な高級料亭だった。
一応どの店でもボスの口利きでそこそこの対応をしてもらえるものの、やはりここは直接ボスに会ってご馳走してもらわねば・・・という下心があったものだから、わたしちは少し迷った。
さすがに高級料亭でおごってもらうのは気が惹けるし、第一こんな身なりで店内に入ってもいいものだろうか・・・と。

それでもわたしたちは、国会議事堂のような尖がり屋根の建物の外壁を不法侵入のごとくよじ登っていた。


2.

なれた身のこなしで天窓にたどり着くと、中の様子を伺った。
うす暗い室内はガランとしていてガレージのようだった。
程なく、そこへ黒い革ジャンを着た数人の若者が入ってきた。
わたしたちは一斉に飛び降りた。

彼らは一瞬驚いたようだったが、意外にも冷静だった。
もしかしたら予期していたのかもしれない。
互いに体勢を建て直しつつ睨み合い、一発触発状態に入った。


緊迫した時間は突然発せられた奇声に打ち破られた。
「ウヒャヒャ、ウヒャー」
誰もが一瞬たじろぎ、視線を向けたその先に、意味のわからない言葉を叫ぶモヒカン男の姿があった。

「ヒャヒャ、コレさえあればぁ、ヒャー」
奇声男はキャッシュカードのような一枚のカードを持った手を高々と掲げ、じたんだを踏んで踊るように暴れている。

「こいつヤバイよ。目がイッちゃってるよ」
そう思ったのはわたしたちだけではないようで、相手のメンバーも皆一様に顔を曇らせた。

あのカードが何かはわからない。ただ、今回の件(?)に、あれが深く関係している重要な鍵に違いないと、わたしは確信した。
そのとき、誰かが叫んだ。
「ヤバイ!ヤツらだ!」

警察だった。既に建物を包囲していて、今にも雪崩れ込まんとしていた。
今回は相手方も多いに慌てた。室内は敵味方入り乱れた。
わたしはこの隙に奇声男からカードを奪った。

警察とは仲良くないが「持ちつ持たれつ」な間柄。これを渡してしまえばカタがつく。
・・・いや、待てよ。突入して来た警察官の顔を見ながら思考をめぐらせた。

あの中には内通者がいる!
それが誰かはわからないが、いることはわかっている。今日もここに来ているに違いない。

今目の前に居るこのグループにとってわたしたちは「敵」である。が、ある意味ライバル的な存在でもある。
そして、彼らにとって内通者もまた「敵」である。それもとてつもなく強大な敵。
それは、わたしたちをも脅かす権力と組織力を持った相手だ。

このカードを警察に渡すわけにはいかない。
かといって、このカードの意味をわたしたちは知らない。今は。
この切り札を今一番有効に使うには・・・。

混乱は大きくなっていく。
相手の数人が取り押さえられている。
考えあぐねていると、ふと金色の短髪男と目が合った。


この男を信じてみようと思った。



3.

集まった野次馬たちの顔に赤色灯が反射していた。
わたしは何人かの若者が警察車両に押し込まれていくのを遠巻きに見ている。
指揮していたらしい私服の警官が、主要メンバーを取り逃がしたと悔やんでいる。

あの時わたしは、すれ違い様あの男にカードを渡した。誰にも気づかれてはいない。
自分たちで始末をつける。あの男はそう言っていた。
ただ、そのときはまた会うことになるだろう。近いうちに。



[夢から覚めて]
前回の「ろくなもんじゃねえ」より前に見た夢。いやホント、タイトルすいません(^^;)
そんで、イケメンだからって信じちゃってすいません。夢に出てくる男子て大抵イケメンなんだけど、今回は金髪&短髪のちょっとワイルド系イケメンでした。
てゆーか、料亭はどーした!

拍手

レコメンド




スポンサーリンク

コメント

スポンサーリンク

RSS


最新コメント

[09/08 torako-chan]
[08/21 崖っぷちおやじ]
[01/24 カノッチ]
[11/22 カノッチ]
[10/08 かえで]

カレンダー

02 2017/03 04
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

QRコード

ひとこと

PR

PR